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dental-sinusitis

別名「ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎」といいます。ちくのう症(蓄膿症)・副⿐腔炎の最も多い原因は「⾵邪」ですが、”花粉症”や、ダニやほこりによる”ハウスダスト”などの「アレルギー症状」でも起こります。また、奥歯に感染した「菌」が歯の根やあごの骨を溶かし上顎洞に侵入しおこる炎症です。
それらの原因によって、上顎洞内に膿がたまって、 歯性上顎洞炎となってしまいます。
上顎洞炎の原因は二つに分けられます。歯由来の「歯性上顎洞炎」、鼻由来の「鼻性上顎洞炎」と呼ばれます。

  • 常に鼻詰まりで息が苦しい

  • 鼻や口から嫌な臭いがする

  • 頭痛がする

  • 鼻をかんでも奥に残っている感じがする

  • ドロっとした黄緑色の鼻水が出る

  • 顔面が痛い、歯/目/鼻の周りが痛い

    上顎洞内に膿がたまり、その圧迫で痛みが伴うことがあります。

  • ドロっとした鼻水が喉奥に溜まっている感じがする

    鼻水が喉の方に、ネバネバするという症状があります。「後鼻漏(こうびろう)」といわれています。

  • 頭痛がする/頭がだるい

    頭がもやもやして、集中できない、ボーッとして思考力が落ちて疲れやすいので日常生活に支障が出るようなこともあります。

上記のような症状が認められるようであれば、一度ご相談ください。

歯性由来の上顎洞炎の場合、除菌をすることが治療になります。

  • 薬物的療法
    抗生物質にて細菌の抑制・改善を促します
  • 保存療法
    感染源となっている歯の根管治療を行います。上顎洞側壁より。
  • 外科的治療
    保存困難な歯は抜歯を行い消炎させます。 上顎洞側壁よりし穴をあけ感染物質の除去(搔爬)・内容物の穿刺・吸引・洗浄し膿を取り除きます。

歯性由来の原因をCT撮影及び細菌検査をおこないます。原因の特定を行います。国民健康保険にて行います。

患者様の主訴

「鼻や口から嫌な臭いがする」時があると来院されました。

診断結果

レントゲン撮影・CT撮影より左側のみに上顎洞内の粘膜肥厚がみとめられました。

治療内容

内容物の穿刺吸引し細菌検査を行いうのと同時に、残存歯の神経が感染した疑いが高かったので根管治療を行いました。

治療後経過

上顎洞内の粘膜肥厚が消失いたしました。

治療期間

6か月